目標を安易に口外すべからず

人はとかく目標宣言をしやすい

ひとは目標宣言が好きである。

 

原因としては、

①周りに言いふらすことでじぶんにプレッシャーを与え、引くに引けなくするため

②「俺って情報感度が高いでしょ?」ってことを暗にアピールしたい

等が考えられよう。

 

①の効能がどの程度であるのか、俺自身経験がないためよくわからないので言及しない。

 

じぶんの思い当てはまるところでいうと、もっぱら②である。俺って意識高いでしょ?と周囲にアピールすることにより、一目置かれたいと考えているのだ。

 

たとえば俺は独身で自炊していて、健康目的でよく玄米を食べているとしよう。(事実だが)

しかしその事実は、独身なのでじぶん以外だれも知る由のないことであるし、そもそも独身非モテの食事環境など誰も興味はない。はたまたたとえ暴飲暴食であったとしても誰に迷惑をかけるものでもない。

 

それなのに、だ。

「最近、玄米食べてるんすよね~」と言いたくなるのである。

このときのじぶんの心情はやはり、俺って食に気を遣ってるんですよっていうことを、周りにアピールしたいだけなのである。黙っていては、だれに知られるわけでもない事実だからこそである。

 

あまつさえ、「玄米って白米に比べて栄養もあるし、低GIだから血糖値が上昇しにくいらしいんですよ」などと付け加えたくなるのである。

 

このような現象は、現実世界のみならずブログやSNS等においても頻繁に目にするところである。

 

実績のない人間は、今現在において実績がないから、未来の実績を先取りして放言するしかないという道理である。

逆に、人生経験の豊富なひとは、これまでに培ってきた知見や情報・商品を、じぶんの過去(あるいは現在進行形)の情報として発信していけばよい。

 

これからミニマリストになりますとか、〇〇の断捨離はじめますとか、そういう記事は率直に言って読んでいてもあんまりおもしろくない。

 

ミニマリストがブームになる前から、自分なりに断捨離を実践しているひとや、何年間もミニマムな商品を模索していてついに最終結論にたどり着きました、という人の書く記事が実に含蓄があっておもしろいのである。

 

問題は自分のモチベーションが低下してしまうこと

今回、俺が言いたいのは、目標宣言をしたところで周りを白けさせるだけだからやめろということではない。

 

問題は、目標宣言をすることにより、そこである程度満足してしまって自分のモチベーションがかなり低下してしまう、ということである。

 

つまり目標を他人に公言しているときが、モチベーションのピークになりやすいのではないか、ということである。

 

だから俺は筋トレのこと、食事管理のことをむやみに他人に口外してはならぬと感じている。(一定の成果を出している現在進行形or過去形の実績はその限りでない)

たとえひとから「最近、痩せた?」と聞かれても、「そうかもね、ハハ」くらいに流すようでなくてはいかんと考えるようになった。

 

モテ・金・筋トレを錬磨していくのははるかな道程である。なればこそ、安易に他人に口外して、限りあるモチベーションを漏出させるような事態は避けねばならない。

 

「最近、筋トレ始めたんすよ」とか「最近、食事に気を遣ってまして」など、言わなくともそのひとの肉体を見れば大体わかるものである。

 

言葉で自慢するは易いことだが、そこで己の成長は停滞してしまうのであると肝に銘じよう。

己が向き合うべきは己であり、デスクであり紙でありペンであり電卓である。

3年後のじぶんが楽しみである。